人間ドックのマーソ
メニューを閉じる 無料会員登録

最大3.5%貯まる!

脳幹梗塞の後遺症について

脳幹梗塞とは、脳の脳幹という部分で血栓や狭窄が起こるなどして血管が詰まってしまい起こる病気です。脳幹は、延髄・橋・間脳・中脳で構成されています。脳幹は中枢神経系を構成する器官集合体です。つまり、意識と覚醒、呼吸、感覚神経、運動神経などに関わっているものがダメージを受けるわけです。そのため、死に至る可能性が高く、大変危険な病気とされています。
さて、その脳幹梗塞の後遺症ですが、壊死した部分(ダメージを受けた部分)によって、特別な名称がつけられています。
橋が壊死したものをフォビーユ症候群といいます。橋は、小脳・大脳・延髄と連絡を行う部分で、体のコントロールがうまくいかなくなり、目や顔が動かせないと言った症状があります。
延髄外側に起こったものをワレンベルク症候群といいます。延髄は、嚥下・呼吸・循環・消化といった生命維持活動に関係しているところです。この部分に脳幹梗塞が起こった場合は高い確率で死に至るといわれています。
次に中脳に起こる場合です。中脳は、聴覚や眼球運動に関係しているところです。中脳上丘でおこったものをパリ―ノ症候群、中脳赤核で起こったものをベネディクト症候群といいます。どちらも、細かい動きに違いはありますが、眼球を動かせなくなることに特徴があります。
最後に間脳で起こった場合です。前出のような特別な名前はありません。間脳は視床と視床下部からできています。視床は、嗅覚を除く感覚に関与したところであり、視床下部はホルモンの分泌をはじめ、自律神経のコントロールをしているところです。血圧や体温の調節などを行います。そのため、意識障害や感覚障害が起こります。

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。