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婦人科検診でのMRIの利用法は?

婦人科検診では、MRIを使って検診を行うことがあります。MRIとは、磁気を利用して、臓器や血管を撮影することができます。特に、脳や脊椎に有効とされ、子宮や卵巣などの骨盤腔に生じた病変に対しても有効とされています。
MRIを受けることで、子宮卵巣を含めた骨盤内を撮影し、子宮内部や子宮壁、卵巣の大きさなどを映し出すことができるため、子宮頸がんや子宮体がん、卵巣がん、子宮筋腫、卵巣腫瘍などを見つけることができます。MRIを使うことで、子宮・卵巣と周囲の臓器の境界がわかりやすく、病変の広がり方や形態を把握することができます。
また、乳がん検査では、MRIでしか把握できない多発乳がんを把握することができ、乳房にできた腫瘍と正常な乳腺組織を鑑別することができます。MRIでは、縦横斜めなど任意の方向から断層画像を得ることができるため、触診ではしこりが確認できなくてもほかの検査で乳がんが疑われた場合やしこりが確認できてもマンモグラフィや超音波検査では良悪性の判断がつかない場合などに有効とされています。造影剤が必要になりますが、マンモグラフィよりも早期に発見することができます。
MRIを使った婦人科検診は、がんの病歴がある人や親族に子宮がんや卵巣がんの病歴のある人、月経以外の不正出血のある人、不妊の人、喫煙者、糖尿病などの人におすすめとされています。他にも初経が早い人や閉経が遅い人、30歳以降で月経不順になった人なども婦人科検診は受けたほうがよいとされています。また、婦人科がんが増える40代以降の人にもおすすめです。
ただし、心臓にペースメーカーを埋め込んでいる人や古い人工心臓弁の手術を受けた人、妊娠3ヶ月以内もしくは妊娠の疑いのある人は検査を受けられない場合があります。
異常が認められた場合には、内診が必要になりますが、MRIを使った検査では横になっているだけでいいため、内診に抵抗がある人でも安心して婦人科検診を受けることができます。

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。