PET検査でがん以外に発見できる疾患は?
PET検査とはそもそも、微量の放射線物質を体内に入れたのちに、特殊な専用器械によって、体内の臓器の異常を調べるという方法です。
体内に入れたその液体が移動していく様子をPETという特殊な器械で画像によって見ることが出来て、その様子や液体が集まっている場所など分布の状態を確認することによって、分かることがたくさんあります。
さまざまな臓器は、そこに流れる血流や代謝を行いながら健康な状態を保っていますが、その機能に異常があれば、その部分にがんが出来たりすることがあり、その逆にがんが出来たら、血流や代謝に異常値が出るとも言えます。
PET検査はこのような血流などの様子も合わせて確認しながら異常を判断して、がんを早期に発見することが出来るものとして、一般に広がっていきました。
しかし、PET検査で分かるのは、「がん」ばかりではありません。
心臓も、体内の臓器のひとつですから、PET検査によってその状態を検査するということが可能です。
もしも心臓に異常があった場合は、心筋梗塞や狭心症などの病気を引き起こしている可能性が高いので、これについてもPET検査によって解明する事が出来ます。
さらに、病院によって使用する器械の性能もすこしずつ違っているのも確かですが、最近では医学の進歩によって、心筋梗塞の治療後に、心臓が通常の収縮機能を取り戻すことを可能とする心筋が残っているかを診断することが出来る器械があります。
細かく診断することによって、その後の治療もスムーズになりますから、このように最先端の器械を使用した検診は、多少料金が掛かっても積極的に受けるべきと言えるのではないでしょうか。
総合的に言えば、PET検査というものは、血流の様子から判断して病気を見つけるというのが主になっています。
血液の異常に起因して起こっている病気は多く、血液と病気は常に密接に関わっています。
ですから、がん以外にも様々な病気を発見する手段として最適と言えます。
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