PET検査での痛みについて
PET検査での痛みはほとんどありません。また、薬による副作用もほとんどなく、受診者の精神的、身体的に負担が少ないのがこのPET検査のメリットといえるでしょう。
では、説明しよう。PET検査はがんの早期発見を得意とする検査方法なのだ。PETは陽電子放射断層撮影という意味です。特殊な検査薬を点滴により投与し、全身のあらゆる細胞の中で、がん細胞だけに目印をつけることがでるんだよ。
どうやってガン細胞だけに目印を付けるの?
がん細胞は他の細胞に比べて、多くのブドウ糖を取り込む性質を持っているんだ。だから、PET検診はその性質を利用して、ブドウ糖が多く集まるところをPETで撮影することにより把握して、がんを発見する手がかりにしているんだ。
検査の時に痛みは感じるの…?
その心配はないよ。検査は痛みや苦痛はほとんどなく、短時間で終わるんだ。副作用の危険性は極めて低く、患者にとって精神的、身体的に負担が少ないことがメリットと言えるね。
PET検査で全てのがんを発見できるの?
いや、全てのがんが発見できるわけではないんだ。もともと多くの糖を消費する部位のがん細胞や、糖を必要としないがん細胞もあるんだ。だから、全てのがん細胞を発見できるとは言い切れないんだ。また、対象が糖尿病患者の場合は精度が落ちる可能性が高まるよ。
そんな弱点があるのね。
そうなんだ。だが、そんな弱点を考慮して、CTやMRIなどの他の検査を同時に行うことで、精度を高めることが可能になってくるんだ。最近ではPETとCTを同時に撮影できるPET-CTという機械も登場しているよ。PET検診により発見される可能性が最も高いのは、肺がんと甲状腺がんで、ほかに、子宮がん、卵巣がん、悪性リンパ腫、肝臓がんなどの発見には有効とされているんだ。
欧米ではPET検査は一般的らしいけど、現在の日本では一部の例外を除いて、保健医療として認可されていないから、適用外の場合は費用が高額になってくるらしいわね。
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PET検査について説明してほしいわ