バリウム検査で食道がんの早期発見ができる
バリウム検査と言うのはバリウムを飲んで胃の内部に流れるバリウムをレントゲンを利用して撮影し、胃の内部に有る病変を検査する目的で行う検査です。
また、バリウム検査は食道がんの検査にも利用されています。
食道と言うのは、咽頭と胃の間を繋いでいる管状の臓器になります。
食道の長さは25cm程度ではあるのですが、太さは2?3cm有ります。
食道となる部位は、胸の中に有って、上部は気管と背骨の間に有り、下部は心臓や大動脈、肺になどに囲まれています。
また、首部分にあたる5cm程の部位を頚部食道、横隔膜下の胃に繋がっている2cm程の部位を腹部食道と言います。
尚、食道と言うのは消化機能というものはなく、食べ物を胃に送るための通り道でもあるのです。
しかし、この部位にガンが発症する事で食道がんと言う恐ろしい病変になるのです。
食道がんであるかどうかの検査方法の1つとしてバリウム検査が有りますが、バリウム検査はバリウムを飲んで食道を通過する過程をレントゲンで撮影をします。
また、バリウムはゆっくりと流れ落ちていきますので、その流れる様子をレントゲンで撮影するという造影検査を行う事でガン細胞が有る場所やがん細胞の大きさなどを知ることが出来るのです。
更に、バリウムが流れる様子を見て、食道の壁の動き具合などから、ガン細胞の深さなどを予測する事が可能になるのですが、粘膜に留まるようながん細胞の場合は診断が出来ない事もあり、内視鏡検査を受けてガンの有無を特定するのです。
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