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バリウムの味の種類について

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歳を重ねると健康に不安を感じる人も多いことでしょう。
健康診断や人間ドックには数多くの検査がありますが、その中の胃のレントゲンを撮影する際に飲むバリウムが嫌だという人もいると思います。
 
でも、バリウムはわざと嫌われているのをご存知でしょうか。
バリウムの努力と報われない秘密をご紹介します。

 
 

ますます増える味のバリエーション

現在では、
 

  • ・いちご味
  • ・チョコ味
  • ・バナナ味
  • ・抹茶味
  • ・バニラ味

 
といった様々な種類の味のバリウムが出ています。
 
しかし、様々な味が出ているにも関わらずバリウムは不味いものだと認識されています。
もっと美味しければ飲み易いのに、と思っている方も多いでしょう。
 
では、なぜ飲みやすい味にしないのか。その理由を追っていきましょう。

 
 

胃の動きを押さえるために設定された、美味しくない評判

バリウムが不味いのはあえて不味く作られているのは、食欲をなくさせ、
胃の動きや胃酸分泌の活性化を防ぎ、安定した状態で胃を検査するためです。

 
人間と言うのは通常、美味しそうなものを見るとお腹がすいてきますが、
胃の検査をする上でそれは大変問題です。
なぜなら、美味しいと感じると胃は胃の動きが活性化し、さらに胃酸の分泌が活発になります。

 
胃酸が多く出るとバリウムが洗い流される力が増してしまい、
胃が活発に動くと正常な状態の胃を撮影することが出来ません。
落ち着いた状態の胃を撮影するためには、胃の動きを止めた状態にしておく必要がります。
そのため美味しくないバリウムを飲み、「美味しくない!」という信号を身体に送っていたのです。

 
また一度も飲んだことのない人にも「バリウム=まずい」とインプットされることで、
「バリウムを飲む」という行為自体に、胃の動きを抑制させる効果が出て、
ますますバリウムから「美味しい」というイメージが離れていくのに成功しているのです。

 

不味くてよかった「バリウム」

本来ならばバリウムに味をつけるのは、検査の質を下げてしまうことに繋がりかねません。
それでも、わずかでも飲み易くなるように様々な種類の味が付いたものが多く出ています。
 
また味以外の工夫で言えば、昔よりも濃度が高い代わりに、
飲む量が少なくて済む「高濃度バリウム」が開発されるなど、様々な改良がされています。
検査だと割り切って多少の不味さは我慢しなくてはいけませんね。
 
 

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。