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胃カメラで使用する鎮静剤の種類

胃カメラの際の苦痛を軽くするための前処置として通常、ゼリー状の薬やスプレーによる咽頭麻酔を行います。短時間で簡単にできるというメリットがありますが、この咽頭麻酔だけで胃カメラを行うと苦しいという人が多いです。そこで、咽頭麻酔のほかに鎮静剤が用いられることがあります。
薬の効き方には個人差があり、同じ鎮静剤の量でも十分に効果を得られる人もいれば苦痛に感じる人もいます。患者さんの年齢や病歴、過去の検査の際の反応などを考慮して、鎮静剤の種類や量を決めます。静脈注射により投与します。
軽度の鎮静剤を使う場合は、セルシン3~5mg、オピスタン35mg、ロヒプノール0.2~0.4mgなどが選択されます。この量の投与であれば、苦痛を軽減しながらも、意識はほとんど正常に保たれます。軽度の薬剤とはいっても検査後すぐに動くのは危険なので、病院内の回復室で休む必要があります。
上記の鎮静剤で効果が十分でない場合は、セルシン5~10mgやロヒプノール0.6~1.0mgを使用します。この量になると意識がはっきりしなくなってきて、検査の記憶が無かったり、検査が終わっても意識がはっきりしないこともあります。より長い時間の休息が必要となります。
これらの薬のほかに、ミダゾラムという鎮静剤が用いられることもあります。本来はこの薬剤は全身麻酔のための薬剤であり、内視鏡検査においては日本では保険適応になっていませんが、胃カメラの時に用いている医療機関は多いです。

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。