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人間ドックの年齢別のオススメ検査項目とポイント

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「何歳になったら人間ドックを受けるべき?」
そんな健康について気になり始めた方は、要チェック!

何でも検査をすればよいのではなく、年齢別で注意しなければいけない検査項目は異なります。

自分の年齢に合わせ、検査項目を絞って賢く会社の検診結果の見方や、人間ドックを受けましょう。
それでは、年齢別に注意した方が良い疾病リスクと、その検査項目についてご紹介します!
 

目次

1. 30代:注意するのは将来の生活習慣病
2. 40代:そろそろ健康リスクが高まる年齢
3. 50代:メタボかも?人は心筋梗塞のリスクに注意
4. 60代:受診頻度はマメに!身体の全身を調べる検査を
 

1. 30代:注意するのは将来の生活習慣病

30代での発症は多くありませんが、将来の大きな病気や今や誰でもかかってしまう恐れのある生活習慣病。
将来の生活習慣病を防ぐためのポイントは、

  • 空腹時血糖値
  • 血中脂質
  • 消化器官(胃や十二指腸の状態)
  • r-GTP(肝臓や腎臓の数値)

についてチェックしてみましょう。

ただ会社の検診で受けた検査結果も、何となくしかわからない方も少なくありません。
空腹時血糖値やr-GTPと突然言われても、ピンとはきませんよね。

詳しく各検査項目はどんな検査で、何が分かるのか具体的に見ていきましょう。

 

(1) 最も注意したいのは、糖尿病などの生活習慣病

 

検査方法 基礎検診
検査内容 空腹時血糖値、血中脂質
費用相場 9,000円~1万円

 
血糖値の高まりは、動脈硬化をおこし、脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めます。脳卒中は、脳の血管がつまったり、破れたりして、意識不明や麻痺状態になってしまうこと。心筋梗塞も同様に意識不明になったりと命に関わるとても重い病気です。

血糖値は食後であれば、炭水化物がブドウ糖になり100を超えることもあるのですが、
空腹時での血糖値が100を超える場合は、糖尿病の恐れがあります。

そんなリスクをおさえるためにも、空腹時血糖値や血中脂質を数値をチェックしてみましょう。
 

(2) 胃がんや胃潰瘍などの胃に関する病気

 

検査方法 X線検査(上部消化管)
検査内容 胃・食道
費用相場 1万5,000円~

 
日本人の死因上位は、胃がんや食道がん、大腸がん。
バリウム検査などで、胃や食道まわりの消化器官に「がん」がないかを定期的にチェックしましょう。
 

(3) 飲みが多い人は要チェック!肝臓検査

 

検査方法 超音波検査(腹部)
検査内容 肝臓・胆のう・すい臓
費用相場 5~6万円

 

肝臓の状態は、基礎検診での「r-GTP」に注意しましょう。この数値が100を超えてきたら要チェック!
r-GTPとは「ガンマーグルタミルトランスペプチダーゼ」と言い、肝臓や腎臓、すい臓、血液中などに含まれている、タンパク質を分解する酵素のこと。毎日お酒を飲む人などは肝臓の状態が心配。超音波検査で詳しく調べてもらいましょう。

 
 

2. 40代:そろそろ健康リスクが高まる年齢

20~30代の時の飲酒や食生活の乱れの影響が出るのが、40代。
症状がないからと言って詳しい検査をしなかった人でも、突然発作が出て命に関わる病気になってしまうリスクが高まるのも40代。本格化する高血糖からくる糖尿病や、がんリスクまでを検査して行きましょう。

 

(1) 特に腹部中心に超音波検査

 

検査方法 超音波検査(腹部)
検査内容 肝臓・胆のう・すい臓
費用相場 5~6万円

 
肝炎や肝臓がん、胆石などのリスクがあるため、症状がなくても定期的に検査を受けるのが吉。
また、成人後はほぼ感染しないと言われている肝炎ウイルス検査もすることで、念入りに身体のチェックを。
 

(2) 基礎検診では、30代以上に糖尿病リスクに感心を

 

検査方法 基礎検診
検査内容 空腹時血糖値、血中脂質、r-GTP
費用相場 9,000円~1万円

 
血糖値やr-GTPなどの肝臓周りの肝機能値に、注意をしていきましょう。
 

(3) X線検査にプラスして、便潜血検査を

 

検査方法 X線検査(上部消化管)+便潜血検査
検査内容 胃・食道+大腸
費用相場 1万5,000円~ +2~3000円

 
胃がんに関する検査に加えて、便潜血検査で大腸ガンもチェック。2,000~3,000円と費用も安いので、40代の方には是非受けて欲しい検査。

 
 

3. 50代:メタボかも?な人は心筋梗塞のリスクに注意

50代はがん、心疾患、脳血管疾患の3大疾病と言わている病気を発見する検査を受けましょう。
 

(1) 脳卒中、心筋梗塞の早期発見を

 

検査方法 基礎検診
検査内容 血糖値や肝機能値、血中脂質
費用相場 9,000円~1万円

 
脳卒中や心筋梗塞のリスクを高める動脈硬化を防ぐために、血糖値や肝機能値、血中脂質について注意を配りましょう。
 

(2) 初期症状が出にくい、肝臓周りをくまなく検査

 

検査方法 超音波検査(腹部)
検査内容 肝臓・胆のう・前立腺
費用相場 5~6万円

 
前立腺ガンは初期症状が特に出にくいと言われ、進行が遅い割に、発症後は転移しやすいのが特徴。定期的なチェックが必要です。

 

(3) わずかな不整脈も見逃さない。心臓に関する検査

 

検査方法 ホルター型心電図検査+負荷心電図検査
検査内容 心臓
費用相場 1~2万円+1.5万円~2万円

 
50代の方は、がんと並んで不整脈や狭心症に注意。
初期症状を逃さないために、心臓周りの状態を把握しましょう。

 
 

4. 60代:受診頻度はマメに!身体の全身を調べる検査を

60代はガン発病リスクがピーク。CT検査やMRIなどの精密な検査がおすすめ。
 

(1) 年々上昇している、肺がん。

 

検査方法 CT検査(胸部)
検査内容
費用相場 1~2万円

 
喫煙者の減少と反比例して、年々増加しているのが肺がん。喫煙していない方も注意が必要ですね。もちろん胃がんや胃ポリープを発見できるX線検査は合わせて。また消化器官に異常があった場合は、胃の内視鏡検査で十二指腸も調べましょう。
 

(2) 引き続き、糖尿病・肝機能周り。

 

検査方法 基礎検診
検査内容 血糖値や肝機能値、血中脂質
費用相場 9,000円~1万円

 
50代に引き続き、血液検査で血中脂質や血糖値を調べ、心臓の障害を調べる安静時心電図も必須。
また既にかかっている方が多い、胃がん検査が出来るX線検査までが、60代の方にとって基礎的な検査と言えます。
 

(3) 全身のスクリーニング検査は必須!隠れ脳梗塞に注意

 

検査方法 MRI検査+PET検査+腫瘍マーカー(PSA)
検査内容 脳+各部位のガン+前立腺
費用相場 1.5万~6万円+10~30万円+2,4000円

 
特定の部位だけではなく、体全身のチェックが必要な60代。
特に脳に関する病気リスクは高まる一方。MRI検査で脳をくまなくチェックしましょう。

 
 
 
いかがでしたでしょうか。
年代別にそれぞれが受けるべき検査内容や、方法、費用感が見えてきたのでは無いでしょうか。
いつ何時、発症するかもしれない健康不安。

いつまでも元気でいるためにも、事前の検査や検査内容のポイントを確認しておきましょう。

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。