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心エコー検査値の基準値は?

心エコーとは、心臓超音波検査のことです。超音波検査は魚群探知機と同じ原理で、器具から超音波を発し、心臓から跳ね返ってきた超音波を受信し、心臓の像を見ます。心エコーの検査結果は像と検査値の2種類からなります。像は画像のことで、超音波の当て方により、心臓全体を把握することができます。心臓の大きさ、形、壁の厚さ、動き方、血流の速度、方向を知ることができます。壁の厚さや速度は数値化されます。数値化された情報が心エコー検査値となりますが、これにより心臓の機能を客観的に捉えることができます。
まず像についてですが、一般に心臓が大きくなっているときは心臓の機能が弱っており、形も丸くなってくると言われています。また血流ですが、通常一定方向に動いている血液が逆流していれば、弁に異常があると考えられます。
次に数値ですが、Mモード法と呼ばれるものドップラー法と呼ばれるものとで、結果は変わってきます。Mモード法でわかる心エコー検査値には、大動脈径、左房径、心室中隔厚、左室駆出率といったものがあります。特に左室駆出率は、心機能を表すものとなっています。55~80%が正常値です。ドップラー法では、左室流入血流速波形解析によって数値化していきます。特に注目されているのがTEIインデックスという指標で、これは心臓の拡張能と収縮能をあわせた心機能評価指標でこれにより心不全を診断するといわれています。左室で0.45以上、右室で0.4以上を心機能低下としています。いくつか数値化されるものを上げましたが基準という意味では左室駆出率、TEIインデックスが診断の鍵を握っているといえるでしょう。

マーソは厚生労働省、がん対策推進 企業アクションに参画しています。がん検診受診の大切さを呼びかけることにより、受診率50%以上をめざします。